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ガソリンは「つねに満タン」or「こまめに少なめ給油」クルマのコンディションや燃費にいいのはドッチ!?

2019.03.20
みなさん!いきなりですが、燃料を給油するとき満タンにしていますか? それとも大体半分ぐらいまでしか入れない派?

ガソリンを満タンにすると、重量が増えるので、いつも半分ぐらいの燃料で走れば燃費向上につながると考える人もいますよね。

しかし、その効果はどのぐらいあるのでしょう? F1マシンの場合、フューエルエフェクトといって、車重が10kg増えると、平均ラップが0.3秒も遅くなるとされ、予選のタイムアタックのときは、ギリギリの周回分の燃料しか積んでません。市販車であってももちろん燃料増の影響はありますが、その影響は100kgの荷物で3%ぐらいです。

ガソリンの重さは1リッター=約750g(軽油は約820g)なので、50リットルタンクのクルマで、満タンとタンク半分のときのガソリンの重さの違いは、18.75kg。このぐらいのウエイト差が燃費に与える影響は、1%未満。1000km走っても1リッターも変わらないですね。

最近は、ガソリンスタンドがどんどん閉店して数が減っているので、すぐ近所にガソリンスタンドがある人ならばいいですが、そうでない人にとってはガソリンスタンドに行く回数が増える分だけ、無駄な燃料消費が増えるうえ、その手間もコストと考えると、毎回満タンにした方が効率がいいはず!

ただし、クルマの使用頻度が極端に低い人は、多くの燃料を入れたまま保管するのは良くないのです。ガソリンは古くなると成分が酸化したり変質したり揮発成分が抜けて劣化するので、半年以内に使い切るのが基本。それ以上、放置しなければならないときは、燃料劣化防止剤を入れるのがオススメです。

以前は、ガソリンの残量が少ないとタンクが結露し、タンクが錆びたり水分でエンジンが不調になるとも言われていましたが、いまのクルマの燃料タンクは樹脂製が主流なので錆びる心配はないです。また仮に結露して水分がタンク内にポトンと落ちたとしても、燃料ポンプは燃料タンクの底面から燃料を吸い上げる仕組みなので、タンクの底に水分だけが溜まることも理屈上ありませんね。

反対に、その燃料ポンプはタンクの中で燃料に浸されていることで、冷却・潤滑されていることを考えると、燃料ポンプの寿命のためにも、あまり燃料は空っぽにしない方が良いのです。とくに坂道などでガス欠気味になると、その燃料ポンプが空気を吸って空回りし、一気にポンプの寿命を縮めるので、できればエンプティランプが点く前に、給油するのが理想なのです。

まとめると、燃料は満タン給油がひとつの基本です。ただ、燃料の鮮度の問題や、タイヤの空気圧も定期的に点検したいということを考えると、使用頻度が低い人は、1~2カ月で使いきれる分だけ給油し、日常的にクルマを利用する人は毎回満タンが賢い給油。誰が、どれぐらい給油するかは最終的には個人の自由ですが、スマホだって出かける前には100%充電し、「50%まで」なんて決めている人は稀なはずですよね!

来月に迫ったゴールデンウィーク(史上初の10連休!)などで遠出するときも、地域によってけっこうガソリン価格に違いがありますので(高速道路のSAは高い!)、近所に安いガソリンスタンドがあればそこで満タンにしてから出発。出先ではガソリンスタンドが少ない場所も多いので、残量が半分を切ったら早め早めに満タンにするよう心がけましょう。